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浮気行動

浮気をしている人だからこそする普通の人がしない行動とは?

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探偵という職業は一般的にはあまり知られていない職業だと思います。お隣の御主人探偵なんだって。へぇ大変だねなんてことは、めったに無いですよね。探偵という職業があるのは知っているが、縁がないから考えもしなかったというのが普通です。

人は基本的に誰かに尾行されてるなどとは思わないものです。そもそも普通に暮らしていれば無縁なものですよね。一度でも尾行され、浮気が発覚したことがある人は、また浮気をするしようとしている時は、異常な程、警戒行動をします。

そこで今回は今までにいた警戒行動の激しかった浮気調査をご紹介したいと思います。

浮気をしている人は後ろをよく振り返る

ほとんどの人は、歩いている時に振り返りません。
自転車に乗っていたらなおさらです。ご自分を想像してみて下さい。気になることや気になる物などがあったときだけ、再確認の意味で振り返りますよね。

浮気をしている人の「振り返る」という行動は、知り合いに見られてないか、尾行されていないか回りをキョロキョロしたりします。探偵は赤の他人なので問題はありません。ただ、そういった行動が続くと探偵もけっこう手こずってしまいます。

警戒心がさらに高い人は「探偵に尾行されてるんじゃないか?」と考え振り返ったり周りをキョロキョロして探偵を探そうとします。
都心の様に人が大勢居るところならまだしも地方など閑散としたところでは、かなり厄介です。

実録:振り返る対象者

対象者は40代の男性で、某会社の営業職のサラリーマンでした。その1年程前に依頼者様(奥様)に探偵を頼まれて、浮気がばれ相手の女性とは別れると約束した為、御依頼者は相手の女性から慰謝料を取ることをやめました。

しかし、どうやらまだ相手女性との関係は続いている様子だったことがメールで発覚。浮気調査は対象者が、自宅から出勤するところからスタートしました。対象者は自宅から出るなり左右を見渡してから、歩き始めました。

最寄り駅までの徒歩で5分程度の道のりを、何度も振り返りやっと駅のホームにたどり着いたと思ったら、今度はホームに入ってきた、本来なら乗るはずの電車に乗らず、空いたホームに残っている人を顔を動かさずに横目で確認。

そして、次の電車にも乗らずに、同じことを繰り返していました。その後やっと電車に乗ると目的の駅に付くまで、1駅毎に乗車車輌を乗り換える徹底ぶりでした。ある意味この人は浮気がばれてからというもの、探偵が尾行しているという、確信も無いまま毎日のように、こんなことを続けているのかと思うと、ちょっと可哀想な、はたまた可愛いような、不思議な気持ちで見ていました。

こういった行動を取る人は探偵に尾行されてるなんてことは、自分の会社の人には言えないのです。この時も会社が近づくにつれ先程までの警戒が嘘のように、さっそうと歩いて会社に入りました。

次は、対象者が勤務が終わり会社から自宅に帰るまでです。対象者は会社から出て、会社が見えなくなった途端、さっそうとしていた人とは別人のようにキョロキョロ周囲を気にする行動をし、後ろを気にし始めました。

最寄り駅に付く頃には、何度も振り返り警戒心を強め、戦闘モードに入った様でした。駅に入るなり、いきなりかけ出し、ホームに停まっていた発車寸前の電車に飛び乗りました。

こちらも何とか人混みをかわして電車に乗るとその電車は対象者の自宅の最寄り駅とは逆に向かう電車でした。

そしてまた1駅毎に、乗車車輌を移動、やっと降りた駅は東京の某繁華街がある駅でした。警戒心の強い人の中でも類を見ない行動に出ました。電車を降りるなり公衆トイレに入ったものの、一向に出て来ません。

仕方なく確認に行くと洗面台の前に立ち、入ってくる人、入ってくる人を凝視していました。

やっと出てきたと思ったらトイレの出入口で立ち止まり、まるで猛獣が獲物を捕らえるかのような目で周囲の人を見ていました。この行動は、探偵がどの人か確定したかったからとった行ものです。

私たち調査員はこの行動によって、このあと対象者は相手の女性に会うのだなと予想がつきました。

不倫相手には自分が探偵に尾行されていることは言えない

対象者が駅前に移動するとそこには女性が満面の笑みで対象者を待っていました。二人は恋人のように腕を組んで歩いて行きます。この時の対象者も警戒していたのはここまででした。

男性に多いのですが、不倫相手には自分が探偵に尾行されている、何てことは言えない人がほとんどです。男はやはり見栄っ張りで、不倫相手でも女性には格好つけたい生き物なのでしょう。

となると、後は普通の浮気調査と変わりません。二人でラブホテルに直行です。3時間後に出てきて駅前で別れその後相手女性を尾行し住まいを判明といった流れでした。

後日の調査でわかったことですが、相手女性は20代の独り暮らしで勤務先は対象者と同じでした。調査が全て終わった後、依頼者様のお話では、対象者は依頼者様と離婚する気はなかった様で、

  • 二度と会わないから許してほしい
  • 相手女性に慰謝料を請求するのもやめてほしい

と、土下座をしたそうです。しかし、この時の依頼者様は、きっちりと見切りをつけ対象者とは離婚し慰謝料と財産の半分をもらい、相手女性にも慰謝料を請求したとの事でした。相手女性は会社も辞めお金が無かったので、分割払いで決着。

対象者のその後は分かりませんが、きっと大変な事でしょう。
この浮気調査は警戒心が強く、大変ではありましたが、成功したケースです。

成功しなかったケース

探偵会社ですから本来は成功しなかったケースをご紹介することは、気が引けますが成功率100%の探偵会社は存在しません。

対象者は定年退職したばかりの男性

依頼者様(奥様)は東京でマンション経営をしており若い頃から対象者の女遊びには悩まされていたようです。探偵を頼むのは3回目、その都度違う会社に頼んできたようです。

このケースも対象者は、奥様が探偵を雇って浮気調査をしているという事実は知っている状態でした。そのため、かなり警戒しており2回目に依頼した探偵会社では失敗しているとのお話しでした。

調査スタートは自宅から開始

依頼者様の言うとおり朝8時ぴったりにでてきました。徒歩でパチンコ店に向かいました。しかし、その間警戒している様子は全く無く、振り返るようなこともありませんでした。

お昼過ぎまで、数人の常連客と思われる同年代の男性と談笑しながらパチンコを打っていました。その後パチンコ店から出ると、最寄り駅から電車に乗りましたが、終始全く警戒している様子はありませんでした。

警戒心が全くない

降りた駅は鶯谷でした。それでも対象者は回りを気にしている様子も無く駅から出て駅前のコンビニに入りました。直ぐに出てきたと思ったら30代位の女性と一緒でした。ミニスカートを履いた、ちょっと派手目の女性です。

ここからです、尾行が始まりました。二人は腕を組ながら歩いて近くの蕎麦屋に入りました。徒歩で数分の間にも拘らず、女性は何度も振り返り、明らかに探偵を見つけようとしていました。男性ではなく女性の方が警戒をしている様子でした。

1時間程で食事を終えて出て来た二人は、足早にラブホテル街へ向かいました。

ラブホテルに入りすぐに出てくるの繰り返し

ラブホテルの建物の中に入っても直ぐに出てきて、また次のラブホテルに入りすぐに出てくるの繰り返し行動をしていました。空室や内容を確認しているのでは無く、建物の中に入り陰に隠れて外を歩いている人を確認しているのです。

それを何度も何度も繰り返し、結局何処のラブホテルにも入らずに大通りへ向かって歩き出しました。

そして、女性は何度も振り返ります。

今度は明らかに、こちらを睨んでいる様子です。そして、足早に逃げる様にコンビニの中に入り中から外の様子をうかがっていました。さすがにこの状態では証拠どころではありません。

依頼者様に状況をご連絡をし説明した所、今回は契約時間を追加する気もなく、女性とラブホテルへ入ろうとしていただけで結構です、との事でした。

調査を終了しようとしていた矢先、コンビニの前にタクシーが停車、客が降りた瞬間コンビニから二人がダッシュで出てきて乗り込みました。慌ててこちらも、車で追いかけます。

二人を乗せたタクシーは上野駅前に止まりました。

降りた二人はまたしても、足早に人混みをかき分け駅の中に入って行きました。あの後二人は、全く人気のないホテルに入ったのだろうと想像がつきます。

まとめ

探偵にとって嫌な事の1つに「探偵がいるはず」と探される事です。これをされると成功率はかなり下がってしまいます。

今回ご紹介したケースでは女性が警戒心をむき出しにしている中、対象者は終始、警戒している様な行動はせず、逆にこちらを見ようともしませんでした。ある意味かなりの確信犯であったと思います。浮気調査をする上で、手強い対象者はまだまだいますので、また今度ご紹介したいと思います。

浮気をしている方がこの記事を見ていたら、振り返ることを常にしそうですが、そもそも振り返る回数が多すぎるということは浮気や不倫をしているということを示しているだけですので逆効果になることをお忘れなく。

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